2005-07-02

回顧主義

朽ちて逝くものを美化することも
青すぎる青も濁りの無い記憶も
眼に見えるか見えないかだけのことで
すべては大罪
あなたは何に固執して
あたしを疎外して踏み込むふりをして
それでもあたしは間違いを肯定しながら
その恩恵を浴びていて
ぬるい世界を好み現実を蔑み奇跡を望み
あたしの驕りは何も伴わず
日常の欠片となって
今日だっていつだってすぐ傍にある
絶対的なものを否定するあなたの
三世永遠に探しているものが
見つかればいいなんて少しも思わない

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